ワインとお料理のお知らせです。
今回はワインが中心・それにシェフのお料理を合わせていくスタイルで決めています。遅くなりましたがメニューをお知らせします。
Riesling 2023, North Canterbury リースリング NZ マロワインズ
ニュージーランドのWaipara(ワイパラ)で仕込んできたリースリングです。敢えて「日本ワイン」から離れワイン大国NZで挑戦することにより、何より私自身の学びと経験になり、また新たな視点で北海道でのワイン造りに立ち返ることができました。
ニュージーランドの恵まれたテロワールは最大限生かしつつも、MARO Winesのエッセンスが感じられる一本です。
産地 Waipara, North Canterbury
ブドウ 100%手摘みの、一部貴腐化したリースリング
醸造場所 Graystone/Muddy Water Wines
Waiparaのリースリングは糖度を生かした甘めのリースリングが多い印象ではありますが、私自身がお食事にも合わせやすいドライなものが好みのため、今回は残糖と酸、ミネラル感の「バランス」を一番に意識して造っています。
リースリングに出やすいペトロール香はなく、青リンゴや柑橘類のフルーティーなアロマが引き立ちます。しっかりとしたボリューム感と酸のバランスが良いので、前菜や魚料理だけでなく、和食や肉料理にも幅広く合わせていただきたいです。
こちらはアミューズからオードブル9点盛りまで楽しんでいただけたらと思います。
今回のアミューズはサーモンのミキュイ 柑橘のサラダ仕立て
オードブルは季節の9点盛り。
新玉葱のムース
アロマレッド人参の温かいスープ
魚介のクロケット
鮮魚のカルパッチョ
ほうれん草とベーコンのキッシュ
海老のムース
有機野菜のピクルス
鶏の柔らかテリーヌ
バーニャカウダ
です。
飲み比べでタカケイワインズのワイパラリースリングです。
同じワイパラ・同じリースリングですが個性の違いがはっきりわかるのでとても面白いと思います。
タカケイ・ワインズ タソック・テラス リースリング 2023
残糖と酸の完璧なバランスによる深みある味わい
2009年「コヤマ・ワインズ」を立ち上げた日本人醸造家、小山氏の新たなプロジェクトが2022年にスタートしました。現在、ワイパラのグレイストーン/マディウォーター・ワイナリーでワインを造っており、醸造場は変わりましたが、畑や小山氏自身はそのままで、これまで作り上げてきた小山氏のスタイルを新たなブランドでも引き継いでいきます。
2023年は雨の多い年のひとつとなりましたが、病害はそれほどなく、質・量ともに良い状態のブドウが収穫できました。雨によって貴腐がやや発生し、それにより複雑味を感じる味わいに仕上がっています。
蝋のようなハニーデューと柑橘類に、フローラルのニュアンス。繊細なオフドライの表現で、残糖を17g/L残すことにより、爽やかな酸との完璧なバランスが取れており、余韻が長く深みがあります。今飲んでも美味しく、5年ほどの熟成も可能です。
Chardonnay 2022 シャルドネ マロワインズ
糖度がしっかり上がり熟した頃を見計らい、10月後半に余市の畑から収穫したシャルドネを使っています。
シャルドネは味わいの幅が広く、醸造においてはステンレスタンクかオーク樽かで味わいが変わります。今回は北海道の冷涼気候で育つシャルドネの品種特性をストレートに感じていただくため、あえてステンレス発酵・熟成をしました。
ただ、ステンレスタンクを使用しながらも平坦な味わいにならないよう、発酵前のジュース段階でオリ(ブドウの成分から自然に出来た沈殿物)と接触をさせることで、ふくよかさを出しています。
また、発酵は約3ヶ月の間低温での発酵を促すことで、シャルドネ本来の果実味を生かすような造りにしました。
こちらはお魚のお料理に合わせたいと思います。
まろさんのシャルドネを飲んだ時、ピュアでとてもきれいだと感じました。
その綺麗で繊細な味をフレンチとどう合わせていくのか…
悩みに悩みましたが
鮮魚のポワレ・小田原産(瀬戸・池田の地元)レモンのリゾット・北海道産帆立のグリル
アクセントにプロヴァンサルソースとシェリー酒ビネガーのソース
麿さんの地元と私たちの地元の融合した一皿になりそうです。
ちなみにレモンも池田のお知り合いがつくって送ってくれました!
様々な食材に合わせましたが 抜群にワインの骨格が綺麗に出たお料理になりました。
こうご期待です!
タカケイ・ワインズ ピアソン・エステート ピノ・ノワール 2022と
タカケイ・ワインズ ベッドフォード・エステート ピノ・ノワール 2022
メインはこの2種類のワインを飲み比べでご用意致します。とっても贅沢です。。。
お肉料理は良いフランス産の鴨のお肉が入りましたので
鴨のコンフィをご用意致します。
同じ年の畑違いも飲み比べできるのは羨ましいです~(私も参加したい)
ピアソン:2022年は穏やかな春と共にスタートし、霜の被害もほとんどありませんでした。夏と秋はやや雨が多く、結果的に例年よりやや遅めの収穫となりました。除梗後、オープンファーメンターにて自然発酵し、フレンチオークで14カ月間熟成(新樽無し)。無濾過・無清澄でボトリングされます。
甘く赤いベリー果実とレッドチェリーが香る、非常にアロマティックでフルーティーなワイン。ソフトでまろやかな味わいで、きれいな酸のバックボーンがあります。クラシックなピノ・ノワールの風味を持ちながら飲みやすく、タンニンも柔らか。ワインだけでスルスルと飲み進んでしまう、飲み手を選ばない1本です。
ベッドフォード:ブドウは3種類のクローンごとに収穫、発酵されブレンドされます。そうすることでそれぞれのクローンのポテンシャルが最大限に引き出され、ワインには豊かな深みと複雑さが加わります。除梗後、オープンファーメンターにて自然発酵し、フレンチオークで14カ月間熟成(新樽10%)。無濾過・無清澄でボトリングされます。
砕いた石のようなミネラルと新鮮なレッドチェリーやプラム、ラズベリーのアロマが感じられ、口に含むと張りがあり、若々しくドライな印象。繊細なタンニンが洗練されたテクスチャーとなって広がり、長い余韻へと続きます。
最後は
Zweigeltrebe 2022 ツヴァイゲルトレーベ マロワイン
ベリー系のフレッシュな果実味は最大限に生かしつつ、抽出されるタンニン量が多くなりすぎないような造りをしています。口の中でアロマをいっぱいに感じつつしなやかに酸が広がり、そしてじわじわと熟成の深みが感じられるようなエレガントさを目指したツヴァイゲルトレーベです。
ベースとなる造りはありつつ、毎年ブドウの状態も違い野生酵母での発酵をしているので、その年その年で微調整をしながら醸造をしています。
2022年に発売したシリーズでは、一貫したMARO Winesのスタイルを感じていただけたかなと思いますが、Zweigeltlebe2022はまさにラストのリリースにふさわしい一本になりました。
〆の料理に・・・と考えておりますが食事の内容だけもうしばらくお待ちください。
かつおの出汁を使ったお料理になります。
盛りだくさんのワインとお料理で楽しめること間違いなしです。
コースはこの後、
いちごのパフェ・食後のお飲み物で終わります。
また追記するかもです~!小出しでごめんなさい。
瀬戸